TJ-web  
電子版
から探す
キーワード(釣り物、釣り方etc.)

 

 

 

[カワハギ]
三浦半島久比里発…竹岡沖 巳之助丸

占う 竹岡沖は良型ぞろいで好発進

Check

本誌発行人/根岸伸之
掲載号: 2012年9月1日号

まずはエサ取りの歓迎

 


今回の幹事役、飯田純男さんは早ばやと20 センチ級を釣る
新製品4セットが貸与された


 夏カワハギが佳境を迎えている中、8月1日に三浦半島剣崎沖の釣り場が解禁。ほぼ時を同じくして三浦半島城ケ島沖、内房勝山〜館山沖でもスタートし、本格的なシーズンが始まった感さえある。
 周年カワハギ乗合を出船している久比里エリアにおいては、剣崎沖の解禁前は久里浜〜下浦沖を狙うのが例年のスタイルであったが、今年はひと足早く竹岡沖を狙い始めていた。
 
 竹岡沖と聞いて血が騒ぐのは、毎年久比里をベースに行われる様ざまなカワハギ釣り大会に参加する熱心なカワハギフリークたちだろう。
 大会のほとんどは竹岡沖が主戦場となるので、今期の釣れ具合や釣り場の概況などは聞き逃せない情報源、それをベースに個々の戦略を組み立てていくことにもなるからだ。
 7月26日は久比里の巳之助丸からのカワハギ狙いである。カワハギ釣りの名手、飯田純男さんと松本圭一さんが仕立てた船に便乗させていただいての釣行だった。
 両者はシマノのモニターも務めている関係で、同社の関係者や釣り仲間16名、加えて釣り関係のマスコミ数名を含めた賑やかな仕立船だった。
 この日は熱中症が心配されるほどの厳しい暑さで、出船直前にはもう汗びっしょり状態。全員が暑さにうんざりした表情の中、8時に出船となる。ところが平作川を下る途中、船長から、
 「今日は竹岡沖を狙います」と聞いたとたん、大半の方がキリッとした顔に変わる。乗船者に間違いなくトーナメンターが多い証拠でもある。
 20分ほど走って15メートルダチの釣り場に到着。合図が出て一斉に仕掛けが投入される。
 メンバーは名手ばかり。一応カワハギファンを自称する身としては各自の釣り方は大いに参考になるところ。まずは撮影者を気取って皆さんの釣り方を拝見することにした。
 今期初の竹岡沖でまず出迎えてくれたのはエサ取りのオンパレード。ほとんどがベラ、トラギスであるが、その食いっぷりが半端ではない。
 仕掛けを下ろせばすぐにブルブルッときてハリ掛かり。それが2尾、3尾と掛かってくるのだからたまらない。
 「長い間、エサをやってなかったからなあ」と冗談交じりに語る乗船者の表情もいささか困り果てている。


 

 


 

 

Page1 まずはエサ取りの歓迎
Page2 タタキ下げとタタキ上げ?



※本誌紙面では、カラーグラビア、仕掛図などがご覧いただけます。