[アオリイカ]
相模湾腰越港出船…腰越沖〜エボシ周り 飯岡丸
ベテラン尻目に女性が連釣 これだからアオリは面白い
本誌編集部◎沖藤武彦
掲載号: 2010年1月1日号
序盤、 女性陣大活躍
朝結んだ定番餌木で粘って3杯目。後半3時間は釣れずにヘコんでたけど、上出来ですよ
腰越港の飯岡丸はイカ釣りで知られた船宿。ヤリ.スルメは三浦徳人船長、マル.アオリは関塚一浩船長が担当し、四季のイカ釣りを楽しませてくれる。
「台風18号で受けた被害の影響が出るんじゃないかと思いましたけど、数も型も遅れ気味ながら、アオリは港の近くで釣れてますから一安心ですよ」
アオリとともに来期のマルイカも少々心配しながら、関塚船長は近況を話す。
11月27日の午前7時、港至近の江ノ島沖、指示ダナ24メートルで釣り開始となった。
この日はタレントの小久保領子さん(プロフィールは13ページにて)との釣行。彼女の釣り座は左ミヨシで、私をはさんで左トモには長、中、短の竿3本を持参した地元の宗さん、右ミヨシにはメバル竿を使う出塚さん、そして右トモには奈良井さんご夫妻の計6人が竿を出す。
2流し目。そもそも簡単な釣りだから、釣り歴が豊富な領子ちゃんはすでに基本をマスター。サマになってるもんだと江ノ島を背景に写真を撮ると、竿がグニョッと曲がった。
「え!?キタ!?」
いきなりのアオリイカの手応えに思わずポンピング&ゴリ巻きする領子ちゃんをいさめて、これまた取り込みについて何も教えていなかったのでちょっとドタバタしながらも、まあ、難しいことを言う前にイカがタモに収まったのだった。
餌木はド定番、マーブルサクラダイの3.5号。700グラムほどの良型アオリだ。
やりました。ミッション完了。
次の流しでは私が300グラム級を掛ける。餌木は同じくマーブルサクラダイの4号。
そしてなんと次の流しで再び領子ちゃんが先ほどより若干小さいものの良型をゲット。2人で3連チャンはできすぎだよ〜と盛り上がる。
このあたりから船上がざわざわ動き出す。それもそのはず、船は船首を北に向けて東へと流れているから左舷は潮裏。やはり定番餌木の威力なのか。
と、思ったのもここまで。その後は右ミヨシで1杯乗せたのを皮切りに、右トモ、左トモが交互に乗せる。
餌木はブルーライン(マーブルサクラダイベースの釣具ヤギタオリジナル)、バレンシア、そして金茶のいわゆる定番3種。

Page1

Page2

※本誌紙面では、カラーグラビア、仕掛図などがご覧いただけます。