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本誌編集部◉加藤 智晴
掲載号: 2012年8月1日号
よし、今日はやれそうだ!
こんな良型も釣れています
当日はオモリ30号で狙ったが、状況で50号も使うのでお忘れなく
6月下旬、東京湾のタチウオが一気に盛り上がった。ルアー船で各船宿ともトップ40〜60本という釣果が上がったのだ。
この報を受け、その週末からエサ釣りの船もほぼ一斉に出船を開始するという。そこで6月30日、内房富津のひらの丸より出船することにした。
当日はタチウオ開幕の初日ということもあって、この日を期待していた18名のファンで満船。自分と三石忍さんは左舷ミヨシに並んで入れていただく。
午前6時に出船、ゆっくり15分ほど走って大貫沖のポイントを目指す。
富津の船は近隣では一番早い出船となるため、ポイントへは一番乗り。ここですんなり反応を見つけられればおいしい思いができるのだが、逆に船数の少ない朝のうちは反応探しに手間取ってしまう可能性もある。
さてどうなるかと思ったところ、先着の僚船ではすでに反応をとらえ、何本かタチウオが取り込まれた様子。
小幡哲也船長もやがて反応を見定めると、
「水深は10メートルくらいです。底からやってください」と開始の合図を出した。
それと同時に仕掛けを投入、オモリ着底後2メートルほど底を切って、まずはシャクリと止めを繰り返すオーソドックスな誘いで探り始める。
水深が浅いためすぐに仕掛けが海面まで上がってきてしまうが、アタリがなければ底まで下ろして再度探る。それを数回繰り返すうち水深の半分、5メートルくらいまで誘い上げたときだろうか、あっ、アタった!
と思った次の瞬間にはギュイ〜ッと竿が絞り込まれる。
海面に見えたのは70センチほどの本命。釣ったというより釣れてしまったタチウオだが、船中1本目で幸先のいいスタート。
よし、今日はやれそうだ!
Page1 よし、今日はやれそうだ!
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