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本誌編集部◉村上 敬洋
掲載号: 2012年10月15日号
後半にマダイのラッシュ!
10月15日号(No819)の103ページに掲載されていた伊東博志さんの内房保田沖のコマセダイレポートを読み、大いに触発された私。ぜひともこんなマダイを釣ってみたいと思い、10月12日に保田港の東丸を訪れた。
出船1時間半前の4時に港に到着すると、熱心なファンの姿がチラホラ。その後も次つぎと釣り人が集まり、6時の出船時には13名乗船の大賑わいだった。
藤平隆一船長によると、最初の1時間ほどをイナダ&ワラサ狙いとし、その後は本命のマダイに切り替えるという。
最初に向かったのは保田沖の55メートルダチ。本来はマダイの着き場らしいが、現在はイナダとワラサが集まっているという。上から45メートルという指示ダナで釣りがスタートするや否や、船中あちこちで竿が絞り込まれた。
釣れ上がったのは2〜3キロ級。どれも丸まると太っていて引きが強いため、船中あちこちでオマツリも起こったが、仕掛けを入れてコマセを振ればすぐにアタる状態なので、1度や2度のバラシは全くといっていいほど気にならない。
スタートから30分あまりで全員がワラサとイナダをゲット。中には10本近く釣り上げて、マダイを入れるすき間がなくなると心配する人までいた。
そんな状態だったが、他港からの船が集まってきた7時過ぎからは若干アタリが遠くなり、マダイ狙いへの変更がアナウンスされた。
先ほどまで使っていた6号6メートルのハリスから、4号10メートルのハリスにチェンジ。釣り場はイナダ&ワラサ場から少し離れた保田沖で、水深はやはり55メートル。
ところがこの釣り場もイナダとワラサの勢いに圧倒され、マダイはなかなか姿を見せない。
それでもなお粘り強く狙い続けると、8時半前にようやく船中1枚目の1キロ強がお目見え。9時前には500グラム級、10時半には再び1キロ級と、一定のインターバルでマダイが上がり始めた。
ポツポツ程度の釣れ具合がバタバタに変わったのは正午から。左胴の間氏が1キロ級を上げたのを皮切りに、同級が連発した。そんなときに右ミヨシの釣り人の竿に、青物とは質の違う、強い引きが訪れた。
仲乗りさんも私も直感的に大ダイだと思ったが、3分少々のファイトの末にハリス切れ。これには船長も残念がっていたが、その後2キロ級のマダイが左胴の間で上がって本日の取材を締めくくった。
狙いの大ダイこそ出なかったもののマダイがトップ4枚で船中合計12枚、イナダとワラサに至っては1人2〜10本という爆釣だった。
ちなみにマダイでトップだった釣り人の仕掛けは5号6メートルと3号4メートルをマイナスBのウエイトスイベルを介して接続したもの。
船長によるとウエイトスイベルやガン玉でいい思いをしている人は他にもいるようなので、バッカンにこっそり忍ばせておくといいかも!?
[東丸]藤平 隆一船長
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