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本誌APC(東京)◎椎名 義徳
掲載号: 2010年12月1日号
オレのイカを横取りするのはだれだ
多点掛けで上がってきても慌てずに、仕掛けを絡めないように1杯ずつていねいに取り込もう
途中参戦の私は2時間ほど経過して型見ずの状況。ようやく乗せてもオマツリでバラシ、海面下でシイラらしきに横取りされたりと一向にヤリイカを手にできない状況が続く。ようやく1杯目をゲットできたのは10時半を回ったころだった。
中だるみの時間はお昼近くまで続いたが、後半に入って再びヤリイカの乗りがよくなってきた。潮が速くオマツリしやすい状況に変わりはなかったが、船中では胴長30 センチ超の良型も上がり、ダブルで取り込む姿も見える。
船上の雰囲気が一気に盛り上がる。私も小魚が逃げるようなイメージで小刻みな段シャクリで誘う。グイッと乗ったときの感触はたまらない!
イカは乗る! しかしオマツリと船につきまとうシイラの横取りに悩まされ、ゲットできたのは3割程度だろうか……。
小田原南沖では午後1時半までと釣りの時間が決められており、ここで無念のタイムアップ。
後ろ髪引かれる思いで真鶴沖へ。しかしこちらはさらに潮が速く、状況は好転しないまま沖揚がりとなった。
船中釣果は5〜16杯。まさかの速潮に大苦戦の日となってしまったが、翌日以降は再び好転。連日トップ30杯前後をキープしている。
この調子ならビギナーでも十分楽しめるはず。寒さが本格化する前にトライするのがおすすめだ。
[長谷川丸]谷川 元則船長
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