[ライトヒラメ]
外房大原港出船…太東沖 富久丸
アタリがよく分かるから面白い ライトヒラメは初心者にも好評
本誌編集部◉加藤 智晴
掲載号: 2012年4月1日号
希望があればライトもOK
当日はヒラメ初心者の方も多かったが、見事に本命ゲット!
アタリからハリ掛かりさせるまでの駆け引きもライトならより楽しめる
ひょんなことからヒラメ釣りの仕立船の幹事を引き受けることになってしまった。
じゃあせっかくならライトでやりましょうかと提案したところ、皆さん二つ返事でOK。メンバー10人のうち半数はヒラメ釣り初めてだったが、ほかの釣りの経験はあるため、ヒラメ専用の道具はなくてもライトタックル系の道具なら何かしら持っているだろうという考えもあり、とりあえず小型の両軸リールに、道糸は太くても2号までを巻いておくようにお願いした。
船宿は初心者にも大変親切と評判の外房大原港、富久丸。今回は仕立船だからとくに問題はないが、通常でも希望があればライトのお客さんを受け入れてくれている。
釣行日は2月19日。5時半過ぎに港を出ると、大原の海としては穏やかなほうで一安心。30分ほど走って水深18〜20メートルのポイントに着くと、若船長の滝口健太さんが手早く全員にエサのイワシを配って回る。
初めての人へエサの付け方と釣り方を教えてもらえるようにお願いして、まずは船内撮影。前日は1キロ前後が主体ながらトップ9枚とのことだったので、いきなりヒラメが連発する可能性もある。
その期待どおりに朝イチの流しから船内アタリが続き、数枚のヒラメが取り込まれる。しかし1キロ弱が1枚で、あとはそれ以下の小型ばかり。まあ何も釣れないよりはいいのだが……。
その後はマトウダイ、アイナメなどを交えつつ、流し変えのたびにポツリポツリとヒラメが釣れる。ただ、決してアタリが活発という感じでもない。滝口義和船長は、
「潮の流れは1ノットくらいでヒラメには最高なんだけどねえ。型も昨日より小さいのが多いですね」と話す。

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